旅行に行くと、美味しいものを食べたり、観光地を回ったり…と楽しみがいっぱい。
でもついつい食べすぎたり、運動不足になったりしませんか?
そんな時におすすめなのが「旅ラン」。
宿泊先のまわりをちょこっと走るだけで、旅行がもっと楽しくなるんです。
今回は私のおばちゃん流・旅ランの楽しみ方を、
実体験を交えてご紹介します。
旅ランってなに?
旅ランとは、その名の通り「旅先でランニングをすること」。
言葉にするとシンプルですが、これが想像以上に楽しいんです。
といっても、マラソン大会に出るような本格派ではありません。
私は普段から「走るのが遅いおばちゃんランナー」なので、
旅先でもホテルのまわりを軽くジョグするくらい。
距離もスピードも気にせず「観光の延長」ぐらいの感覚です。
この「ちょこっと走るだけ」でも、
旅行の満足度がグッと上がるんだから不思議です。
旅先で走ると楽しい3つの理由
①景色がごちそう
朝の空気は澄んでいて、街全体がまだ眠っているような静けさ。
そこを走ると、普段のランニングでは味わえない気持ちよさがあります。
観光地の名所も、昼間は人だらけで写真すら撮れないことがありますが、
早朝は独り占め。
神社やお城、港町など、その土地ならではの風景が
「自分のもの」みたいに見えて特別感があります。
②朝ごはんが何倍も美味しい
走って戻ったら、すぐにお風呂へ。
温泉旅館なら露天風呂で朝日を浴びながらリフレッシュ、
ホテルなら大浴場でスッキリ。
そしてその後の朝食!これが本当に美味しいんです。
前日にちょっと食べすぎでも「ま、朝に走ったしチャラかな?」って
自分を納得させられるのも大きなポイント(笑)


③思い出写真も増える
旅ランでは「宿泊先をぐるっと囲む」ように走るので、
建物をいろんな角度から写真に収められます。
散歩と違って行動範囲が少し広がるので、
偶然ステキな路地や地元の人しか知らない景色に出会えることも。
走りながら「あ、ここいいな!」と足を止めて写真を撮るのも、
旅ランの楽しみのひとつです。
おばちゃん流・荷物を増やさない工夫
旅はなるべく身軽にしたい!
そんな私が実践しているのがこの2つ。
✔ ランニングシューズを家から履いて出発
わざわざ靴をもう一足持つ必要がないので、荷物が減ります。
観光もこのシューズで歩いちゃう。
✔ ランニングウェア=パジャマ兼用
部屋着を別に持っていくのはもったいないので、
ウェアをパジャマ代わりにしています。
起きたらそのまま走り出せるので、寝ぼけていても準備がラク。
この方法だと、スーツケースやバッグの中身がグッと減るのでおすすめです。
旅ランの準備とルートの探し方
「どこを走ればいいの?」と迷う方のために、
私が普段やっている準備を紹介します。
Googleマップで事前チェック
- 宿泊先のまわりに何があるか
- 海辺や川沿い、公園など走りやすそうな道はないか
- 実際のルートで、どのくらいの距離になるか
そんなことをざっくり確認しておきます。
宿泊先の情報を活用
観光ホテルや旅館には「お散歩マップ」が置いてあることも。
スタッフさんに「朝走れる道はありますか?」と聞くと、
意外なおすすめコースを教えてもらえることもあります。
前夜にはルート決定
朝は時間との勝負なので、走り出す前に迷わないよう
「明日はここを走ろう」と決めておきます。
複数候補がある場合は、天気も考えてコースを決定します。
旅ランに持っていくもの(おばちゃん流必須アイテム)
旅ランといっても、荷物をたくさん持つ必要はありません。
むしろ「最低限これがあればOK」というシンプル装備で十分楽しめます。
私が必ず持っていくのはこの3つ。
- ランニングウォッチ
- 走ったルートや距離を後から地図上で確認できるのが楽しみです。
- 「ああ、ここまで行ったんだな~」と振り返るのも旅の思い出に。
- 走りながら時刻チェックも必要。
- ウエストポーチ
- スマホやホテルのキーを入れる用。
- 手に持って走るのは邪魔なので、小さめのランニングポーチが便利。
- 日焼け止め(顔・体用)
- 朝ランは入浴前なのでノーメイク。だから日焼け止めは必須。
- 顔も体も使えるタイプが1本あるとラクちん。
これ以外は走る距離や旅行スタイルに合わせて調整しています。
たとえば車での旅行なら、
ランニングシューズを履いて行かなくても車に積めるし、
大きめのリュックを持って行っても困りません。
電車やバス移動で荷物を減らしたい時は、工夫して最小限に。
旅ランは「身軽さ」が一番のポイントです。
私の宮津旅ランエピソード
先日、京都府の宮津市に泊まった時のこと。
海に近い街なので「これは絶対朝ランしたい!」と思っていました。
ただこの日は日の出が遅くて、明るくなってから朝食までの時間があまりなく、
結局ほんの短い距離しか走れませんでした。
でも、それでも十分に旅ラン気分は味わえました。
港町の空気、朝焼けに染まる海、そして人のいない静かな道。
ほんの数十分でも走った後の朝風呂と朝ごはんは別格で、
「やっぱりやって良かった!」と心から思いました。

高台のホテルから下りて行くと
朝焼けの海が!

海沿いに、
ゲルのある宿泊施設?
気になるなぁ~。
今度泊まってみたい。

帰りにホテルを下から眺める。
誰にも迷惑をかけない「早朝旅ラン」
早朝旅ランのいいところは、同行者に迷惑をかけないこと。
朝食前に勝手にひとりで走って戻ってくるので、
家族旅行でもツアー参加中でも大丈夫。
走らない人の時間を奪わずに、
自分だけの楽しみを追加できるんです。
もちろん、一緒に走る仲間がいれば
「観光ラン」として予定に組み込むのも楽しいです。
昼間の観光地をランニングしながら回るのは、
また違った体験になります。
まとめ|旅ランは「走る観光」
旅ランは、特別な準備も要らず、
旅行の楽しみを少し広げてくれる工夫です。
早起きして軽く走るだけで、
景色も思い出も、全部一味違って感じられます。
運動オンチのおばちゃんでもできる「ゆるい楽しみ方」。
次の旅行では、ぜひ「旅ラン」を試してみてくださいね♪


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